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今回は、キリストの再臨について解説します。
1.再臨とは?
さて、少し前のメールマガジンでは、終末について取り上げました。しかし、まだあることについて、解説できていませんでした。
それは、「キリストの再臨」についてです。これは、あまり聞き馴染みのない言葉かもしれません。
再臨というのは、イエス・キリストが2千年前にこの世に現れたように、もう一度この世に現れるという主張のことです。
どうでしょうか?まるでSFのような話ですね。
しかし聖書では、このことが大真面目に主張されています。
2.再臨についての記述
このキリストの再臨については、新約聖書にはたびたび言及されている箇所があります。
例えば、イエスが終末について語っている箇所には、
「そして力と大いなる栄光をもって、人の子が天の雲に乗って来るのを、人々は見るであろう。」
(マタイによる福音書24章30節)
と言ったと書いてあります。ここで人の子というのは、(以前解説しましたが)イエスが自身のことを指すときに使う言葉です。
また、少し前の箇所には、
「ちょうど、いなずまが東から西にひらめき渡るように、人の子も現れるであろう。」
(マタイによる福音書24章27節)
ともあります。
また使徒行伝には、イエスの昇天を見つめていた弟子たちに、御使=天使たちが、
「言った、『ガリラヤの人たちよ、なぜ天を仰いで立っているのか。あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行かれれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになるであろう』。」
(使徒行伝1章11節)
と言ったと、記されています。
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(2023年8月27日まぐまぐ!にて配信)
(このブログでは、日本聖書協会発行の口語訳を引用しています。
聖書 口語訳: ©日本聖書協会 Japan Bible Society
1954,1955,1975,1984,2002)