前回に引き続き、キリストの再臨について解説します。
2.再臨の前兆
前回は、聖書にキリストが再び現れるということを予告しているということを、解説しました。
これは、にわかには信じられないことかもしれませんね。
しかし新約聖書には、キリストが再臨するときの、世界の様子について語っています。
例えば、マタイによる福音書には、
「また、戦争と戦争のうわさとを聞くであろう。注意していなさい。あわててはいけない。それは起こらねばならないが、まだ終わりではない。民は民に、国は国に敵対して立ち上がるであろう。またあちこちに、ききんが起こり、また地震があるであろう。しかし、すべてこれは産みの苦しみの初めである。」
(マタイによる福音書24章6節ー7節)
とイエスが言ったと記されています。
これはマタイからの引用ですが、他の福音書、例えばマルコの13章や、ルカの21章にも、これと類似した記述があります。
これを読んでみるかぎり、最近の国内情勢や国際情勢とも重なる部分があることは、否定できません、
そして、こうした話の時には、イエスは次のように強調します。
「だから、目をさましていなさい。いつの日にあなたがたの主がこられるのか、あなたがたには、わからないからである。」
(マタイによる福音書24章42節)
終末の解説のときにも書きましたが、たとえ終末の時代の近いと感じたとしても、不安になったり、むやみに恐れたりする必要はありません。
むしろ、そのようなときにこそ、落ち着いた生活をすることこそ、重要だと思います。
次回に続きます。
(2023年8月30日まぐまぐ!にて配信)
(このブログでは、日本聖書協会発行の口語訳を引用しています。
聖書 口語訳: ©日本聖書協会 Japan Bible Society
1954,1955,1975,1984,2002)