聖書の読み方

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因果応報という考え方の問題点(1)

(前回の記事は、こちら

 

今回からは、因果応報という考え方について解説をします。

 

 1.因果応報とは?
 さて、今回からのメルマガのテーマは、
 「因果応報」
についてです。
 これは、よく聞く言葉ではありますよね。
 ですが、そもそも因果応報とは、一体なんでしょうか?
 ネットで調べたところ、因果応報とは、

 「人はよい行いをすれば良い報いがあり、悪い行いをすれば、悪い報いがある」

 という考え方だそうです。


 一見すると、これはもっともな事に思えますね。
 誰しも良いことをすれば、それに応じた良い報いが得られ、
逆に悪いことばかりしていれば、それにともなった悪い報いを受ける。
 これは、もっともなことだと言えます。
 それに、えてして宗教というものは、こういった考え方を好むもので、
 キリスト教にもこういった考え方は、
あるような気がします。

 

 ですが、これは本当にそうだと言い切れるのでしょうか?
 私達のこれまでの人生経験でも、
正しく行きていたはずの人間が、必ずしも良い報いを受けているとは言えず、
 むしろ不幸になっているような人も、いるような気がします。
 これは逆もまた真であって、
悪い人間のはずなのに、なぜか大手を振って歩いていて、彼らにふさわしいはずの報いを
受けていないような気がしてしまう。
 こうしたことは、私達もしばしば目にします。

 それでは、この問題のことを、
聖書は、どのように捉えているのでしょうか?
 今回のメルマガは、これがテーマです。

 次回に続きます。

 

 (2024年4月14日まぐまぐ!にて配信)

 

(このブログでは、日本聖書協会発行の口語訳を引用しています。

聖書 口語訳: ©日本聖書協会 Japan Bible Society

        1954,1955,1975,1984,2002)